OCR INTERVIEW
子育てをしながら理学療法士へ!子どもの成長と共に歩む新たな挑戦
田畑 満さん
在校生 理学療法学科2年(取材当時)
理学療法士をめざそうと思ったきっかけを教えてください。
大学卒業後、旅行会社で学校営業に携わっていたのですが、支援学校にも携わる機会があり、障害を持ったお子さんとも関わる機会があったので、小児の理学療法に興味を持ちました。
また、自分自身も社会人になってから整体などで身体を調整してもらって楽になった経験があるので、この経験を通して、同じように直接身体を癒せる仕事っていいなと思うようになりました。
コロナ禍で旅行業界が厳しい状況だったことや、理学療法への興味が増していったことで退職して新しい道へ進もうと決心しました。
OCRへの入学までのハードルはどのように乗り越えたか教えてください。
入学の2年前ぐらいには妻にはもう転職の相談というか、今の旅行会社の仕事を辞めて他のことやりたいってなって話をしていて…。
でも、その時は整体の仕事をやってみたいっていう話をしていたんですけど、そこからまたじっくり考えて、理学療法士っていう仕事を最初にやってみて…という話になり、専門学校への入学を真剣に考えだしたのは入学をする1年半ほど前からでした。
その時は結婚をしたばかりで金銭面的にも余裕がなく、また家族からの理解を得るためにもまだまだ時間が必要な状況でした。
ですので、1年間を貯金と家族への説明と理解してもらう期間として準備をしました。
向こうのご両親はやっぱり心配をしていましたけれど、1年間準備をしていく中でなんとか入学まで辿り着けました。
教育訓練給付金を利用している方は、この制度を利用して良かったエピソードを教えてください。
金銭面的にもこの制度があったから入学を決意することができました。
OCRが専門実践教育訓練給付金の指定講座だったことに、とても感謝しています。
OCRに入学してみてどうでしたか?
年齢や経歴が様々な人が集まっていてとても刺激があり面白いです。
人数も40人弱の1クラスなので気さくに和気藹々と過ごすことができています。
勉強する量は多いですが身体のことを学び、新しいことを知ることができるのは本当に楽しいです。
入学前と入学後で生活や気持ちの上で変わったことなどはありますか?
そうですね…。入学前と入学後で変わったことと言えば、物理的に生活はガラッと変わりましたね。
時間の使い方が全然変わったので…。
でも、忙しいんですけど、仕事をしていた時とはなんか違う忙しさですよね。
仕事の大変さと言えば、仕事をやってた時はやっぱりいろいろな意味でしんどかったですし、今の方が精神的には楽ですからね。
前の仕事は、営業で修学旅行の企画運営から同行とかもするので、手配をミスってしまったりとか日程間違ってたりとかしてしまうと数百人単位の規模でガラっと変わって、かなり大変なことになるので、結構プレッシャーが大きかったんですよ。
ミスをすると新聞沙汰にもなってしまうくらいで…。
だから今は、勉強は確かにハードではありますけど、自分のやりたいことに向かって頑張ってるって感じなので、気持ち的には楽ですね。
これまでの学生生活とは、何か違いがありますか?
専門学校っていうイメージがあんまり自分の中になかったのですが、なんとなく勉強詰め込みで大変みたいなイメージは持っていたので、そこは間違いなかったのかなって感じはありますね。
大学の時の自由な感じで、自分で授業科目を選んで…みたいな感じとは全然違って、どちらかというと受ける科目がほぼ決まっている高校までのイメージが近いかなと思います。
学校やクラスはどんな雰囲気ですか。クラスメイトや先生方との関係性は?
先生との距離が近く、なんでも質問することができてアットホームな雰囲気です。
クラスも1クラスだけなので話しやすくていい雰囲気です。
いろいろな経験をしてきた方がいるのでお話をしていても楽しいですよ。
今は何を学んでいますか。どんな科目や実習が好きですか?
解剖学、生理学、理学療法評価学など人体の基本的な知識から理学療法の専門的な知識まで幅広く学んでいます。
解剖学や運動学は、覚えることが山のようにあって難しいですが、身体の不思議を知ることができるので楽しいです。
また、実技の授業も多く身体を実際に動かしたりできる授業も楽しいです。
勉強で工夫していることなどがあれば教えてください。
そうですね、結構僕はipadを活用しています。
学校でもらった資料をワードとかでまとめ直したりとかもして、pdfなどのファイルにして持ち歩いて勉強し直したり、あとはなんか最近結構いろんなアプリがあって、一問一答みたいな問題集を自分で簡単に作れるので、それを作って一問一答でアウトプットしながらテスト形式でやったりとか…。
あまり、YouTubeの動画などは活用していないんですけど、データで資料を共有してくださる先生もいるので、それはデータで落として活用していますね。
授業によっては、ipadが禁止されている授業もあるので、そういう時は授業中はプリントに書き込んだりもしています。
あなたが入学して感じた、OCRの良い点を教えてください。
普通に勉強をしていることが楽しいですね、僕は…。
新しいことを学べることがとても楽しいです。
また、休み時間や学校後にクラスメイトと話したり食事をしたりする時間も楽しいですよ。
土曜日で21時に終わる日とか、あとは土曜日で少し早く終わる日とかに、クラスメイトとちょこっと飲みに行くとかもしています。
アルバイトは何かされていますか?
整体と小児の障害児の放課後デイサービスで、週に3日程度アルバイトをしています。
整体は、社会人時代にセミナーなどで勉強をしていたんですよ。
コース受講をして、卒業したので、コースを受講していた妊産婦さん専門の整体院でアルバイトをさせてもらっています。
放課後デイサービスは、重度の障害児の方対象のデイサービスなので、呼吸器が繋がってるお子さんとか、胃ろうで注入をしてるお子さんとか、すごい拘縮で固まってたりするお子さんとか、様々なお子さんがいるので、排泄で汚れたオムツや下着の取り替えとか、お風呂のケアとか食事介助とかなんかをいろいろとやらせてもらっているんですけど、そういう実際のお子さんと触れ合えるっていうか、接して、どういう感じなのかっていうことを、今、学生の間に知ることができているのは、結構ありがたいですね。
アルバイトや家事などと、勉強を両立して頑張るあなたの決意や努力している点などを聞かせてください。
子供が生まれて少ししてからの入学だったため、出来る限り子供との時間も大切にしながら子育て、家事と勉強の両立をしています。
タブレットやスマホを用いながら暗記するだけのものは子供を抱っこしたりあやしながら覚えたり、同じ部屋で子供を見ながら資料を作成したりと状況に合わせて勉強する内容を変えながら両立を頑張っています。
1歳の子供と日中一緒に過ごせる今の貴重な時間を大切にしながら勉強を頑張ることが今の自分の目標です。
まだ2年生ですが、これまでの実習などはどうでしたか?
1年生は病院での見学実習だったのですが、2年生は臨床評価臨床実習なので、実際に歩行動作の観察をして、そこから何が問題点かみたいなのを検査測定とか、いろいろ自分で考えてやらしてもらってという感じでしたね。
今後の実習では、将来小児の理学療法をやりたいなと思ってるので、1回くらいは小児関係のところ行けたらいいなと希望しています。
卒業後の進路や将来の夢、どんなセラピストになりたいかなどを教えてください。
卒業後は小児理学療法に携わりたいです。
しっかりと患者さんや家族の心に寄り添い、回復へと導くことのできるセラピストになりたいです。
そして、妊産婦の整体にも携わっているので、長期的な目標は子供も妊産婦も笑顔にできるセラピストを目指して頑張ります。
受験生に何か一言、メッセージをお願いします。
理学療法を夜間で学ぶならOCRがおすすめです!
社会人を経験してから入学し、働きながら勉強している方も多くいますのでみんなで助け合いながら勉強できる環境があります。
理学療法に興味があるなら一歩踏み出してみてはいかがですか!?
新しいことに挑戦する楽しさを感じられると、人生がもっと楽しくなると思います!