OCR INTERVIEW

料理から医療の道へ!理学療法士と作業療法士の違いを知り見つけた未来

桒原 風香さん
在校生 作業療法学科2年(取材当時)
作業療法士をめざそうと思ったきっかけやOCRを選んだ理由を教えてください。
私は高校卒業後、短期大学の調理・製菓学科調理コースで学び、調理師免許を取得。
卒業後は、飲食店で正社員として2年間勤務し、キッチン業務、接客、アルバイトの教育などを担当しました。
高校時代には医療分野にも興味がありましたが、医療系の勉強についていけるか不安が大きかったため、好きだった料理の道に進むことを決め、短大に進学しました。
実際に飲食店で働いてみると、常連のお客様だけでなく、一見のお客様とも接する機会が多く、もっと一人ひとりのお客様にしっかり向き合いたいと感じるようになりました。
そんな時、介護士である母の勧めで理学療法士や作業療法士という職業を知りました。
それぞれの職業の違いを調べる中で、心理学や精神科領域に興味があり、子供と関わる機会が多い作業療法士を目指すことに決めました。
OCRは「3年制で最短で資格が取得できること」「昼間の時間をアルバイトや勉強に有効活用できる夜間の学校であること」「国家試験の合格率が高いこと」から、この学校を選びました。
OCRへの入学までのハードルはどのように乗り越えたか教えてください。
実家暮らしというのも大きいのですが、昼間は就業できることや教育訓練給付金の対象であったため、金銭面ではそこまで心配はありませんでした。
ただ、受験に合格できるかという不安や、入学後に勉強についていけるかという不安の方が大きかったです。
そんな中、OCRには書類審査と面接で受験できる社会人AO入試があったので、当時勤務していた飲食店の上司に相談したところ、快く推薦書も書いてくださり、私の進学を応援してくださったので、非常に心強かったです。
教育訓練給付金を利用している方は、この制度を利用して良かったエピソードを教えてください。
教育訓練給付金制度があるということは、厚生労働大臣から認められているということなので、これは金銭的な支援だけでなく、教育内容の質も保証されているのではと考え、学校選びの一つの基準となりました。
OCRの学費は、夜間3年制のため、他校と比べて安価ですが、さらにその半額近くが給付されるのは非常にありがたいです。
アルバイトで稼がなければ…という金銭的なプレッシャーが軽減されるので、受給条件を満たしている方には、ぜひOCRへの入学をお勧めします。
アルバイトなどと、勉強を両立して頑張るあなたの決意、努力している点などを聞かせてください。
私は、勉強を始めエンジンがかかるまでに時間がかかるタイプです。
そのため、15分の空き時間や電車の移動時間など、スキマ時間を有効活用して少しずつ勉強するのがかなり苦手です。
そこで、1週間の中でまとまった勉強時間を確保するように調整しています。
また、無意味に見てしまいがちな動画アプリをスマホから削除し、学生のうちは無駄な時間をなくすように努力をしています。
勉強には学校の教材だけでなく、暗記アプリなども活用しています。
実際にOCRに入学してみてどうでしたか?
「良かった!」の一言に尽きます!
特に、先生方が全員素晴らしかったです。
1年次の担任だった小栢先生は、教え方が非常に分かりやすく、入学後に勉強の不安を相談した際、「学生のやる気を引き出すのも教員の仕事だから」と言ってくださり、とても嬉しかったです。
また、OCRの先生方も、一人ひとりを本当によく見てくださっていると感じました。
学校選びの際には、学校の制度や国家試験の合格率を重視していましたが、入学してからはそれ以外にも多くの選ぶべきポイントがあることに気づきました。
どのような先生がいるのか、学校の雰囲気や教育方針なども重要だと思います。
今では、学校選びに失敗しなくて本当に良かったと改めて感じています。
学校やクラスはどんな雰囲気ですか。クラスメイトや先生方との関係性は?
学校の雰囲気は、クラスや学年を問わず非常に協力的です。
先輩方とは授業であまり関わる機会はありませんが、すれ違うたびにお喋りしたり、情報を共有していただいたりと、個人的に大変お世話になっており、感謝しています。
私のクラスは年代を問わず賑やかで、クラス全員が仲良しです。
お互いに助け合い、複数人でプライベートでも遊びに行くことがあり、授業中も熱心に取り組んでおり、とても良い雰囲気で、グループワークも協力して楽しく取り組んでいます。
おとなしい子もいますが、みんな良い意味でどんどん巻き込んでいき、困ったことがあれば誰でも「勉強を助けて欲しい」と言える関係性が築けています。
先生方も学生一人ひとりをしっかりと見てくださっています。
個別のサポートが必要な学生には積極的に指導してくださるので、安心して学校に通えます。
さまざまな領域の先生がいらっしゃるので、先生方の臨床での実体験を授業で聞くのが本当に楽しみです。
実習地も学生一人ひとりの性格を考慮して慎重に選んでくださるようです。
これも先生と学生の距離が近いOCRならではの特徴ではないでしょうか。
どんな科目を学んでいますか。好きな科目や実習があれば教えてください。
1年生の時は、解剖学、運動学、生理学などの専門基礎や心理学などを学びました。
座学は難しくて大変でしたが、クラスメイトと励まし合いながら頑張りました。
2年生の後期は、私の好きなグループワークの授業が多く、とても楽しいです。
グループワークを通じて、同じ作業療法士を目指す仲間でも、それぞれ異なる考え方があることを日々実感しています。
また、集団リハビリテーションについて学んだり、子供のおもちゃを作ったりもしました。
これからの授業では、絵画や陶芸、木工などもあり、授業が待ち遠しいです。
あなたが入学して感じた、OCRの良い点を教えてください。
社会人から学生になるのはかなり勇気がいりましたが、同じ目標を持つ仲間がたくさんいるので、一緒に頑張ることができています。
なので、入学して本当に良かったと思っています。
高校新卒で入学してきた学生たちとも仲が良く、クラス全体の妹や弟のように可愛がられています。
社会人としての経験も、高校新卒としてのフレッシュさも、それぞれにメリットがあると思います。
クラスには様々な職業の方がいるのもとても興味深いく、面白いですよ。
また、OCRの非常勤講師の先生方は、現場で活躍する方ばかりなので、教え方が非常に分かりやすいです。
そして、人として尊敬できる先生が多いのもOCRの魅力のひとつです。
学校生活で何が楽しいですか?目標はありますか?
クラスの仲の良さが一番の魅力です。
年齢に関係なく、みんなで遊びに行ったり、勉強を教え合ったりしています。
時には某テーマパークに遊びに行ってから登校することもありますよ。
昨年も行ったのですが、クラスの交流を深めるために行うバーベキューが今年ももうすぐあるので、とても楽しみです!
だからこそ、クラス全員で卒業・合格したいと思っています。
卒業後の進路や将来の夢、どんなセラピストになりたいか、などを教えてください。
私は、精神領域に興味があります。
患者様との壁を作らず、患者様がリハビリに依存しすぎないように、作業療法士と友達の中間のような程良い心の距離感を保てる作業療法士になりたいです。
患者様から「この作業療法士とは楽しくリハビリできるなぁ」「他の人には相談できないことも話せそうだなぁ」と思っていただけるような作業療法士を目指しています。
受験生に何か一言、メッセージをお願いします。
作業療法士になるための勉強は、人が生きるために必要な動作を学び、障がいの有無に関わらず深く関わることを学ぶので、とてもお勧めです。
そして、OCRに入学して後悔することはないと思います!
私は本当に良かったと思っています。
ぜひ、作業療法士を目指す仲間として、一緒に頑張りましょう!
